【本】部下論(著:江口克彦氏)

今日はこの本を読んでみました。
松下幸之助が好きな人にはオススメの本です!

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この著者は、23年間松下幸之助に使えてきたという方で
松下幸之助ならばどうしたか、どういう教えだったのかという哲学が垣間見れるので
とっても面白かったです。

部下にオススメは間違いないですが、経営者にも良い本ではないかと思いました。

この本の中で、心に残ったの内容を箇条書きでメモしつつ
イチバン共感したのは「明るさ」について!

部下も経営者もリーダーも、全員、絶対必要だと思います。

良くも悪くも、明るい人・暗い人という言い方で評されることがあるけれど
職場という場においては「明るい振る舞い」をするべきである。

心からそう思います。

以下抜粋で引用。
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上司が部下に指示を出す場合、上司には常に次のような心配が付きまとう。
「この仕事を任せて、遣り甲斐をもってやってくれるだろうか」
「この仕事を積極的に受け止めてくれるだろうか」

表面ではスパッと指示を出しているように見えても、心の中ではそういう心配をしているものだ。
またそういう心遣いの無い上司は、上司として失格である。

この心配を、部下の明るさが吹き飛ばしてくれるなら、上司としてはこんなに嬉しいことはないだろう。

「私に出来るでしょうか」といいながらも
明るい声で

「でも、がんばってやってみます!」
と応えてくれる。

この明るさに上司はほっと胸をなでおろし、かつ「なかなか頼りになる部下だな」と印象を持つもの。

ところが逆に
「命令とあらば仕方が無いですね。やってみますけど。」と暗い声で答えられたらどうだろう?
「これからは別の部下に頼むことにしよう」と思ってしまうのである。

結局上司は、頼みやすい部下に仕事を頼むものである。
喋りやすい部下、話しかけやすい部下、そういう明るい部下にはどんどん仕事が集まってくる。
仕事が集まる部下は自然に実力も高まり、放っておいても評価は高まってくる。

上司や部下の関係に限らず、人間社会の一般的な法則としてもそう言えるだろう。
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暗い人なら明るい人になればいい。明るく振舞う努力工夫をすればいい。
会社というのは一つの舞台である。
その舞台の上で一人ひとりが与えられた役を演じている。

一度会社という舞台の上に立ったなら、自分の役割をきっちりと演じるべきだ。
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一つひとつの明るいコミュニケーションが職場を明るくし、会社全体を活気あるものにする。
活気のあるところには多くの仕事が集まり、会社は発展していく。
これは一つの真理である。
だとすれば、互いにそうなるための努力をすべきだろう。

いつも苦虫を噛み潰したような顔をしている人間が居る。
何か不満があるのだろうか。
それが恰好いいとでも思っているのだろうか。
「生まれつきこういう顔です」というのなら、顔を直す努力をすべきではなかろうか。

顔というのは造作ではない、表情なのである。
そして表情は努力次第で変えられるものである。

第一、生まれつき赤ん坊の時から起こったような顔の人間など、いはしないのだ。
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女は愛嬌、男も愛嬌

親しみのある、人から話しかけられやすい表情
そういう人のところに仕事も情報も集まってくる。

お釈迦様の顔のような、慈悲深くやさしい表情
要するに誰もがそばに寄りたくなるような、魅力ある表情が「愛嬌のある顔」なのである。

実は女性に限らず、全ての人間、すなわち男性にも愛嬌が大切なのである。
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このほか「思いやり」についても書かれていて
人として大事なことがたくさんかかれてありました。

部下のみならず、職場を作るべき人・上司・経営者、全員大事なことだと思います。

社内の人の些細な挨拶をきちんと返せていますか?
部下が話しかけてきたときに、作業し続けて方耳で聞いてませんか?
明るい表情を保つことが出来てますか?
忙しいからと話しかけにくい雰囲気になっていませんか?
部下が相談しやすい対応ができていますか?

明るく、楽しく、活気ある職場を「社風」にしたい私にとって
まさに腹に落ちた内容です。

以下は、メモがてらの抜粋。

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●仕事における楽しさというのは、あくまでも厳しさを乗り越えた上での充実感である。
●時間は「ある・ない」というものではなく、自分で創り出すものである。
●「与えられた仕事」から「自分が主人公」の仕事に。
●はじめから3割でいいという”妥協の思い”で仕事に取り組んではならない。
●どんな小さな約束であれ、きっちりと守っていく。
●日ごろから配慮と思いやりをもって職場の人たちと接する。
●仕事だからと仕方無しにやっているとすれば、これほど疲れることはない。
●サービスというのは本来、相手を喜ばせるためのものである。
●人の心を察することができた時、そこに相手を思いやる気持ちが生まれる。
●考え抜いた使命感を土台とし、その上に打ち立てた信念は揺るがない。
●信念が自分の人格そのもの。
●仕事が速いということは、すなわち能力が高いと思わせること。
●仕事ができる、できないの差は「理解力の差」が大きい。
●熱意と勇気と行動で補うことが大事である。
●他人のせいにするのではなく、自分の能力のなさをせめるべきであろう。
●5%しか自分に非がないとしても、少しでも非があるのなら
アッサリと認め頭を下げて反省することが自分を成長させていくコツである。
●仕事を面白くするもしないも、結局は自分次第。
●報告があって初めて上司は部下の努力を十二分に理解できる。
●100の指示を受けたなら120にして返す。
●一人ひとりが「自分商店」の経営者。

部下論: 上司に評価される20の法則

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