◆経営者の仕事

今から3年か4年前。
「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者の坂本光司さんの講演を聴きました。

それは「中小企業家同友会」のフォーラムで聞くことができたんですが
何百人かが聞いている立派な講演でした。

その頃、私はまだ29歳だったと思いますが当時で経営5年目。
聞きながら感動して胸が詰まったのを覚えています。

企業って、経営って、なんて尊いんだろうと感じ、深く考えさせられました。
それは、未熟な私でも、共感できる部分が多くあったからです。

「私もそんな会社を作りたい!!」

心からそう思い、今もその気持ちは変わりません。

世間で「社長、社長」って言われたりするけど、一日中パソコンに向きあってる頃
「社長の仕事って何?」そう思い、「社長の仕事」という本を買ってみたことがありました。

そこには主に「資金繰り」の話が載っていて
大事なのはわかるけど、ときめかずに本を閉じました。

今日たまたま、4年前に読んだ坂本光司さんのこの本を開いて
初心を思い出し、こうやって経営できている今に感謝でき
「自分の仕事」に気付かされました。

この本に出会って、経営者として大きく成長できた気がしています。
まだまだですが、その当時は大きな成長になったのを実感しました。

以下、本の抜粋。
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●経営者の最大の仕事
1)社員と中心として企業にかかわりのあるすべての人々を幸せにするため進むべき方向を全社員に明示すること
2)全社員が目標に向かって主体的努力を行えるような、よい職場環境を整備、充実すること
3)後継者を発掘し、育てること
あえていえば、この三つ以外は社員を信頼し任せればよい

●「決断」という職務は極めて重要。
経営者は決して、自分の都合を軸に決断するのではなく
社員を路頭に迷わせず、幸せに導く決断をする

●人の幸福
1)人にほめられること
2)人に必要とされること
3)人の役に立つこと
4)人に愛されること
この四つの幸せは、働くことをおいて得るのは不可能。

●企業が幸せを追求するべき五人
1)社員とその家族
2)社外社員とその家族
3)現在顧客と未来顧客
4)地域住民と地域社会
5)(株主)と関係者

●社員が求める経営者像
以下半数以上に該当しない人物であれば
その経営者は潔くポストを明け渡すべきである
1)仕事が滅法できる人
2)明確な指示、アドバイスをしてくれる人
3)決断力のある人
4)任せてくれる人
5)聞く耳をもっているひと
6)オープンな人
7)公平に見られる人
8)誠実で倫理観のある人
9)努力家、勉強家
10)チャンスを与えてくれる人
11)影ひなたがない人
12)現場、末端を大切にしてくれる人
13)細かいことを言わない人
14)育ててくれる人
15)ネアカな人
16)責任を取ってくれる人
17)リスクをとることを奨励してくれる人
18)個性や人格を尊重してくれる人
19)無茶を言わない人
20)信頼してくれる人
21)情熱を持っている人
22)公私混同しない人
23)自ら率先してくれる人
24)フレキシブルな人
25)ロマンチスト
26)叱ってくれる人
27)外部に自慢できる人
28)情報、問題、目標、成果を共有してくれる人
29)ノミュニケーションをしてくれる人
30)誰よりも仕事をする人
31)自らの引き際を知っている人


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