私がWeb制作を仕事にしよう！と思った時
初めて買った本はこれでした。
- 新・Webデザインワークフロー/坂井 とわ子
- ￥2,520
- Amazon.co.jp
上記は「新」だけど、私が買ったのはおそらく「旧」の方。
この本を購入してからもう5年以上が経つのだけれど
たとえば今、同じように
「Web制作を仕事にしよう」と思い立ったとしたら
今の私でも、きっと上記の本を買います。
技術書を買いあさるわけでもなく
一番にこれを購入した理由は
「一般的にWeb制作会社はどういうフローで
どういうサービスをお客様に提供しているのか？」
ということが知りたかったから。
「ホームページを作る」といっても
お客様のイメージを形にし、
満足してもらえるサイトを構築するのは
当時の私には不安要素だらけだったからです。
お客様である以上、お金を払って買ってくれるわけです。
お客様には、絶対に満足してもらいたい
期待以上のものを見せたい
自慢できるものを作りたい
あなたに頼んで良かったよと言ってもらいたい！
その思いの中、
では、どのようにお客様の要望を聞き出せばいいのか？
どのようにお客様にこちらの考えを提案すればいいのか？
どのように作っていけばいいのか？
どのように納品すればいいのか？
のような、未知な問題が沢山過ぎり
お客様に対する納品物
私たちがやるべき過程
あらゆることを、マネから始める以外に
始められるところがないと思ったからです。
初めての仕事であるからといっても
お客様に対して不安な思いは絶対にさせない！
そんな意気込みで。
キノトロープのワークフローでは
当然のことが書かれているのだけれど
クライアント規模が相当違うので
参考になる部分とならない部分が色々あります。
しかし、かなり私の心強い道しるべになったことは確か。
でも、経験を積んでから、本を開くと
「あー、あの当時はわかってなかったなー」
と思える内容もヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ
フロー全てを、たった一人でやり終える場合に
必要でなかったこと（あれば最高だけれど、無くても良かったもの）
そんなものが、複数人でやるとなると
絶対に必要になります。
そのドキュメントなり資料なりを作成する時間
それをもって皆に理解してもらうための時間
時には作業できるよう知識を与える時間
進捗を管理する時間
そんなことが絶対に必要になり
一人でやっているときよりも2倍3倍の時間がかかります。
その時間やその手間が、何とも歯がゆくて
私はめげそうになる時がありました。
「一人でやってる方がずっと楽！！」
そう思うのです。
しかし、それじゃあ会社は大きくならないし
成長もない。
これ以上をお客様に提供することもできない。
だから私は皆と手を取り合って
一緒になって目標に辿り着けるよう
絶対に頑張っていこうと、やり遂げてみせようと
強く思うことができた。
しかし、その部分はまだまだ未熟で
来期の自分への課題はそこになると思う。
頑張ろう！と思っている今日でした。
