◆Web制作という仕事の奥深さ

こんにちは!キューブ代表の金森です。

今日は私たちの本業である「Web制作」と
良いWebを作るのに欠かせない「Webディレクターの役割」について
お客様にも社員にも、これからホームページを作ろうかと考えている方々にも見てもらいたくて
私のポリシーを交えて書いてみたいと思います。

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●まず、私がこの仕事を始めた理由
私は新卒では、事務職を選びました。
当時はとりあえず事務職を極めようと社会に出たのですが
PC操作がある程度できるようになってしまうと、作り手になりたいと興味が沸き、IT業界に入りました。

・パソコンが好き
・「無」を「有」に変えることが大好き
・ルーティンワークが嫌い
・人の「感性」が好き
・色々なことに好奇心が旺盛
・学び続けたい

こんな私にとって、Web制作は「天職」!何度もそう思いました。

目に見えない「感性」を拾い上げることが得意でもあり
この仕事は私の使命であるとも感じています。

 

●Web制作という仕事

「ホームページが欲しい」「ショッピングサイトを作りたい」
というご相談を頂くことで仕事をさせていただいている私たち「Web制作会社」ですが

「ホームページが欲しい」とおっしゃるお客様は
本当にホームページが欲しいのでしょうか?
ホームページを手に入れたら満足してくれるのでしょうか?

何が言いたいかというと
「ホームページが欲しいというお客様は、本当はホームページが欲しいわけではない」
ということです。

お客様は、ホームページが欲しいわけではなく
ホームページによって得られる何かを期待して「ホームページが欲しい」という表現になっているわけです。

お客様が本当は何を得たいのか、何を実現させたいのか。
これを汲み取って、事業に貢献できるWebサイトを作り出すのが私たちの任務です。

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●お客様の「想い」を汲み取る大事さ

お客さまが心のどこかに持っている
願望や理想や想い、もっと力を入れたい部分や、課題…

そういう、はっきりとしない「もやもや」した
誰の目にも見えることのない「想い」を汲み取って
デザインや文章という形にする、それが私たちの仕事です。

明確な形にできたとき、それを目にしたお客さまとの時間には
もやもやがスッと吹っ飛んでしまうほどの「感動」があります。
だから、私はデザインや企画を見ていただくとき
メールや電話で済ませずに必ずお会いするようにしています。

「ホームページは公開してからが大事」それはそうなのですが
ホームページを作るその過程には、実はものすごく重要な要素が潜んでいます。

これこそ、ディレクターの能力次第で大きく変わるところだと思います。

本質を得た提案になると
時には、お客様が涙を流しながらの打ち合わせになるほどで
私はこのディレクションという仕事が大好きです。

大きな課題の解決への糸口になったり
もやもやしていたものが明確になって自信が持てたり
経営者の想いがわかりやすく見えるようになって社員教育に繋がったり
思い掛けない人からのきっかけが舞い込んだり

事業の根本となる、歴史・社長の想い、社風や業界に関することなど
事業にプラスになるものを、お客様の中から見つけ出して作り出す
このWeb制作という仕事はとても奥が深いと思っています。

会社が生きてる、事業が生きてる。
そこに「たまたま」はあり得ません。
人生かけて命を掛けて事業を継続させている、そんな企業がたくさんあります。

本質を見抜く、お客様の「想い」を汲み取る
これが本当に大事なことで
Webの専門知識も大事ですが、
ここを磨かないディレクターはいつまでも「作業」しかできないのではと思います。

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●「営業」の本質

「営業」と言っても、私たちの営業は
お客様の悩みや課題を解決するための「提案」を
受け入れていただけるかどうかというプレゼンが「営業」になります。

ということは、まずはお客様のことを「聴く」が第一歩であり
聴くためには、お客様と同じ目線にならなければいけません。

同じ目線に立てない人に、自分の悩みを打ち明けるはずがないからです。
だからこそ、提案営業は知識や器量が必要な奥の深い仕事だと思います。

営業に走り回っていたころ、よくお客さまに質問したことがあります。
「数ある制作会社の中、何故弊社を選んでくださったのですか?」と。

色々な回答をいただきましたが…
特に驚く内容はなく、私の中では案外「当たり前」となっていることが多かったです。

それは、例えば
「他社とは提案が違った」など、言葉にしてしまうと単純なことです。
しかし、その提案内容のどこがどう違うのかを
追求して理解して、深めていく必要があります。

私たちは、Webサイトからのお問合せを頂くことが非常に多く
お客様は弊社と同業「Web制作会社」を色々比較してから問合せをくださいます。
そういう場合、ほとんどが「相見積」「コンペ」です。
「会ってみて、話してみて、提案と価格で検討」というものです。

私がいつも心がけていたことは
「お客様の時間に責任を持つ」ということです。

例え、結果的に他社に決まってしまうとしても
少なからず数時間は、お客様の時間を私に使ってもらうわけです。

「話したけど無駄だった」「問い合わせる会社を間違えた」「イマイチだった」など
「後悔」や「メリット無し」と思わせてしまうことだけは、絶対に無いように
お客さまのかけがえのない時間を大事にしたいと、心から思っていました。

『お客様にひとつでもいいから「この人と話して良かった」と思ってもらえる
プラスの情報を残して帰る。』

これを自分の中でミッションとして決めて、会っていただいていました。

そして、提案の機会にいつも気をつけていたこと。

それは仕事をする全般で同じことですが
「あきらめがつくくらい『やりきる』」です。

他社と比較されることが前提の提案業務。
他社がどんな提案をするのか
そんなことを考えながら企画を作るような無駄なことはせず
思うことはただひとつ。

「お客様にひとつでもいいから『聞けてよかった!』という『感動』を与えたい」
です。

「受注が欲しい!」よりも
「会えてよかったと思って欲しい!」が一番です。

私は営業マンとして勤務したことはありません。
でも、いざ営業してみると、他の人には絶対負けないという自信がありました。

だって、誰よりも考えているし、本気で挑んでいるからです。
「私と会えば、絶対いいことがある」
毎回そう思ってお客さまに会っていました。

だから、私は問合せを頂いてその会社に向かうとき
「このお客様、ラッキーだなぁ、私と会えて。」
と本気で思っていたほどです。。

誰よりも考えているかどうかを、定かにしなくてもいいのです。
「誰よりも御社のことを考えています!」と
正々堂々と自信を持って言えるくらい「やりきったかどうか」
その自信が揺ぎ無くも持てたら、絶対一番だと思っています。

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●Webディレクターの役割

Web制作は10年前とは違って、事業の核となるくらい
企業にとって本当に大事なものです。

その中、自社の強みを明確に知っている社長は本当に少ないです。
それは「あなたの強みはなに?」に明確に答えられる人が居ないのと似てます。

しかし、だからこそ、ディレクターの力が発揮できる場所があると思います。

お客様に「御社の強み、纏めてもらえますか?」
というようなディレクターは不要だと思います。

「じゃあ、あなたの強みは何なのか明確に纏めてもらえますか。」
と言いたくなります。

ディレクターの存在意義は
お客様の過去を知り、考え方を知り
広い視点を持って、お客様の事業を未来につなげる分析・企画・提案をすること。

単純に「スマホサイトを作りましょう。」「広告を出しましょう。」みたいな話ではなく
お客様にも見えていない、お客様の本質を見つけることだと思います。

パーソナルブランディングを明確にしているキラキラな方々は別として
自分自身の強みなんて、ハッキリ言える人は本当に少ないです。

お客様にとっても、自社の優位性をハッキリと明確にしている
中小企業は本当に少ないです。
ほとんど会ったことがありません。

だから、ディレクターはお客様の本質を見つけて、強みにできるように
事業や企業を勉強して、力を磨かなくてはいけません。

それに、人の喜びや悲しさや痛みなどに気がつける「思いやり」がとても大事です。

『思いやりの無い人に感動はつくれない。』
経験を持って心からそう思います。

そういう思いから、キューブの経営理念ができています。

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「思いやり」で感動をつくる。
「感動」をで笑顔をふやす。

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感動の笑顔が世界に広がる日まで。。

何の仕事もかけがえのない素晴らしいものですが
私は「無」から「有」をつくりだす、人の想いを形にする、この仕事がほんとうに好きです!

「つくるだけのWeb屋」みたいに思われていることがあればとても残念です。
もはや「制作会社」と言われたくないほどの想いで挑んでいるのですヨ。
私は。

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