12月、もうすぐ年末です。
年始に立てた目標は、達成したでしょうか、近づいたでしょうか。
私は年末にかけて、一年間の棚卸をしたいと思っています。
あっという間の一年間でした(*´Д`)
最近、色んな人間関係を体験できて色々と勉強になりました。
昨日書棚を開けて、ふと目に留まった懐かしい10年前の書類。
絶対使わないのに、その頃のことやその頃周りにいた人たちのことを思い出して
捨てない判断をしたことも、振り返るきっかけになりました。
年末には整理しようかなー。
そんな中、部下と上司の人間関係・社内の人間関係も
私としては大事で大きなトピックです。
1人で仕事をしてる時、2人で仕事をしているとき…
3人になって、私抜きで会話があることへの違和感と楽しさ
4人、5人となると、もっといろんな出来事があってとても楽しい。
人は人との出会いと関わりによって
色んな気づきがあって成長があると思っています。
やっぱり、人の多い職場というのは私の目指すところです!
キューブを始める前に勤めていた会社では
部下を持つ立場は経験したことがありませんでした。
しかし、経営して雇用すると、当然…
自然に「上司」になってしまいます。
「上司とはこういうもの」という概念は、私を見てくれた上司が「上司像」でした。
それがイイとか悪いとかっていうのはなく
私自身それによって仕事を経験し成長させていただいたお陰なので
上司が教えてくれたことや私と過ごしてくれた時間は
今でもずっと覚えていて、参考にさせてもらっています。
しかし!
私の「雇用すること」に対する大きな壁となったのは…
社会人になってから経験した「医療」「システム開発」の二社共に
上司がかなり厳しかったのです。
決して、体育会系の職場ではないのですが
「働く人」としての「プロ意識」「根性」「責任」は、叩き込まれました。
入社二日目から、めちゃくちゃ怖くて、会社に行きたくない気持ちでいっぱいでしたが
逆に、怖すぎて休めないし辞めれないしで、行きも帰りも泣きながらでした…。
そんな上司像を持った私は当然
「厳しくすれば部下は頑張る」と思っていたのです。
だって、私はそれに食いついて、成長できたので。
「仕事なんだから、達成しなさい!」
「責任もって、やり遂げなさい!」
「甘ったれたこと言わずにやりなさい!」
「弱音吐くな!」
「這ってでも来い!」
のような感じです。。。
実際に独立して雇用して、上司になる覚悟もまだ無い時期に
いきなり上司になってから、私の上司像を変えるのには、2,3年かかりました。
ガツガツプレイヤーで、超多忙な中、部下に接する時間がない。
そんなスタートアップ時期でしたが、あることをきっかけに
自分自身のこれまでを振り返って、自分自身の立場と在り方を考えたことがありました。
そこから、私は考え方が180度変わりました。
しかし、その前に!
そもそも「部下」という表現も、私としてはすでに時代に合わないと思っています。
「私は部下です。」「私は部下なので。」
「だから何??」と思っています。(*‘ω‘ *)
お客様からしたら部下であろうと上司であろうと関係ないし
部下だからって思っている時点で、責任範囲や視野を自分で狭めてると思います。
「私は経営者、そして社員が居る」という事実
これは、だれが何を言おうが、変えられない事実で、変えられない「立場」です。
しかし、意識としては、是非「部下」には「パートナー」で居てほしいと思っています。
私は、パートナーと仕事がしたい。
だいたい今だってキューブのメンバー全員は
私にできないことをたくさん知ってて出来てて、実際に「一緒に仕事ができるパートナー」です。
私は経営者だからって、「上」でも「偉い」でもなく、デザイナーやディレクターと同じように
単なる「経営」という役割です。
この役割の中の「責任と覚悟」を持っているだけで
実務においては、「部下」には「部下なので」っていう「部下感」を出してほしくないと思っています。
その分野においては、全員がプロであるべきです。
なので、私の中では、先輩・後輩という考え方の方がしっくりきます。
ま、それはさておき…
あえて、上司・部下という言葉を使いますが
今私が思う上司像は
「私の言う通りしなさい!」や「私についてきなさい!」ではなく
「部下の成長のために、奉仕する人」です。
例えば良いか悪いかわからないですが
何も知らない子供にいきなり「書類作りなさい!」と言ってもできなくて当然。。
何も知らない新人にいきなり「お客様満足を追求しなさい!」と言ってもできなくて当然!
何もわからないのですから。
お客様満足って何???
なんで満足させなきゃいけないのか??
何のためにそれをやるのか??
部下だって上司だって、大切な人生の時間を使ってやることなので、
目的をちゃんと伝えて、一緒に同じ方向を見て、そのためにどうするかを導く。
その「導き方」を、部下それぞれの経験値や想いや個性によって変えるのが
上司が身に付けるべきテクニックじゃないかと思います。
間違った方向に導いてしまわないように
部下の成長につながるように
部下の人生に役立つ経験ができるように
仕事がうまくいくように
一人ひとりに「奉仕する」タイミングややり方を変える、というところを
上司はスキルとして身に付けると良いと思います。
それに、根本的な「想い」で、だいぶ考え方は変わるはずです。
「部下は幸せになるために仕事をしてる」
「部下に成長してもらって自律した人生を作って幸せになってもらう」
そう考えると「お前ら働け!」みたいな考え方がなくなりませんか。
「どうやったらこの人は幸せなんだろうか。」
「どうやったらこの人はもっと喜んでもらえる存在になるだろうか。」
「どうやったらこの人は活躍できるだろうか。」
「どうやったらこの人は喜ぶだろうか。」
そんな視点で部下を見ると、接し方はだいぶ変わると思います。
間違ったことをやっていたり
遠回りなことををやっていたとしたら
気付かせることも大事です。
怒ると叱るの違いというのはそういうところだと思いますが
成長を願うと、放置していたり単に怒って怒鳴っていてもダメです。
「なんで思うように動かないんだ!」と思う前に
「どうやれば活躍できるようになるかな?」と考えると
助けてあげられること・サポートしてあげられることはたくさん見えます。
新人社員に対しては、トップダウンのところもありつつ、成長をサポートする。
中堅社員に対しては、サポートメインの奉仕型。
緊急事態にはトップダウン。
普段の業務上では、奉仕型。
こんな使い分けが良いと思います。
部下にどうなってほしいかという想いと
部下とのコミュニケーションがとっても大事だと思います。
そして上司は、かけがえのない部下の人生
誤った方向に導いてしまうような過ちが無いようにスキルアップし続けること!
最後に
「部下だから」と思ってる人は、仕事上「パートナー」になってください!
「上司だから」と思ってる人は、パートナーの「サポート役」になってください!
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