佐藤可士和さんのセッションを聞いたのでメモがてら書き留めたいと思います。
いつか行きたいと思っていたAdobeMAXもオンライン開催になってうれしい限りです!
私たちのようなWEB制作やデザインの仕事は「クリエイティブ系」という分類に分けられてます。
しかし、クリエイティブとは、デザインや技術から作られるものばかりではなく、
創造的や独創的なものを生み出すこと…というような意味であり
私は、どの仕事もすべてがクリエイティブだと捉えています。
自分なりに考えたアイデアを盛り込んだ作業をしたり、ちょっとした書類にも工夫を凝らしたり
喜んでもらおうとたくさん考えたサービス一つであっても、クリエイティブだと考えています。
今日のこのセッションを聞いていて私自身思ったことは「考える」というのは本当に大切だなと思いました。
仕事の基本中の基本であり、考えない仕事はしちゃいけないんじゃないかと思う程です。
人の発する言葉や今目の前に出されている課題は、本当にそうなのか?と本質から考えれば、根本的な原因はもっともっと遡ったところにあることもよくあります。
佐藤可士和の思考とデザイン
●クリエイティブディレクターの存在意義
「トータル的にものを見ること」
トータル的に見て長期的に考えていき「コンセプト」を考え設定することが重要な仕事で
「コンセプト」をベースに、関わるチームの方向を整え、アウトプットもすり合わせていくのが役割。
●依頼された案件の前提を疑ってみる
提示された言葉や事象そのままを受け取るのではなく
もっと根底にある前提の本質を考え、今課題となっていることも「本当にそうなのか?」を考える。
もっと深い段階に問題や気づきがないのかを立ち返ってみてみることが基本。
そもそもそれ自体の価値や特徴をとらえて、そこの価値を考えてみる。
●本質をつかむうえで「整理」という方法がとても大事
基本的には、デザインは「整理」であり、プライオリティーを決めていくことになる。
設けた判断基準を視点にして、情報を整理していきプロジェクトコンセプトにする。
全てをそのコンセプトを基準に判断して決めていく。
整理する前に、整理する判断基準をしっかり決める。
●自分が感動しないと人を感動させられない
自分自身がワクワクドキドキ感じているもの、自分がイイと思っているものじゃないと人には伝わらない。
自分がものを見たり体験したりした時にどれだけの情報量を得ることができるか
同じものを見ても人によって得る情報量が違うものなので
自分が感じたものをたくさん集めてミックスして再構築することでよりよいデザインに繋がっていく。
さいごに
物事を感じとる「感性」
その「感性」から、いかに多くのことを考えられるかの「思考力」
そしてそれを言葉や色や形で具現化できる「表現手法の引き出し」
こんなことをもっと深めていきたいと思うことができました。
その他にも今回のAdobe MAXではXDの新機能やチームでの編集についてのセッションが興味深かったです。
会社のみんなでシェアしていろいろやってみたいと思います!