今日は全員で業務フローの話を中心にミーティングを行いました。
私が取り仕切ったり、私が中心になったり、そんなミーティングではなくて、
私が何も言わずとも、良くしようと動いてくれる社員の自発的なミーティング。
率先して動いてくれる社員には、心から感謝をするし
その姿勢から学ぶところも沢山ある。
行動力と前向きさ、辛くても明るく元気な振る舞いができるその強さに
すごいなーと、その度に関心する。
でも辛い時でも明るく振舞うその姿、私は見逃していないつもり。
だから、何かほんとに困ってしまう出来事や息詰まるときには
心を開いてもらえるように、私自身そんな人物でいたいなと意識しています。
私は絶対社員を幸せにしたい。
絶対にそうしたいと心から思うことが日々の出来事からも沢山ある。
私はこの会社を作って、できることを自分なりに精一杯やってきて
経験と共に具体的に理解していることや、肌でわかる部分が沢山あります。
それは紛れもない事実、なんだけど
制作もしていた私としたら作り手の気持ちもわかって
営業で頑張ってきた私としては営業の気持ちもわかって
ディレクターとしても数々やってきた私としては
お客さんと接してきた数も数えきれずにあって
経営もやってる私は会社のことを考えて動いてきたのも
紛れもなく私がいちばん…、など
そうやって全てをわかってるとか思うからこそ
自分を基準に考え、自分がやってきたことにこだわってしまう
それは当然なようで、実は『最悪』、そう思うのです。
そんなことを心から取っ払って、柔軟で近い距離でいる社長の方が
ものすごく器量があるし、尊敬できる、と思うのです。
でも、経営者たるもの、ぶれない理念をもっていること前提です。
先輩経営者に色んなことを聞いて
同世代経営者の色んな考えを聞いて
色んな本を読んで、色んなことを考えて、
悩みながらも決断したり、色々やってみて
自分的には頑張ってるところ、でも
突然社員から退職を申し出されたり、
突然思いがけないショックなことが起こったり
自分の気持ちとは反することが、現実的には次々と起きてしまって
私は間違ってるんじゃないかとか
私は経営者に向いてないのではないかとか
私なんてこの仕事に相応しく無いのではないかとか
何を実現させたいのか、させるべきなのかとかいう
答えの出ない暗闇に迷い込んで
何が正しいのかも何もわからない、そんなことも数々あった。
でも、そんな時でも、やっぱり自分を動かす何かがある。
凹んでも辛くても自分を動かすものがちゃんとあって
やり続けたい形にしたいものがちゃんとある。
だからこそ、続けることができたし、
結局は何があっても変わらない本質をちゃんと心の中に持ってる。
それが、理念というもので
それは明文化してみんなと共有するべきこと。
本来、社員が入社する前、会社を選んでるその段階できちんと伝えてあげなければいけない。
私はこれまで、伝えられるくらい立派な理念なんてないしなど思いながら
特に伝えることなく、なんとなく業務上で共有してた。
会社の目指す方向性、想い、そんなものをきちんと示す…
それはとっても大事なことです。
社員のためにも、社員の人生のためにも、大切なことです。
そんなことも、社員に教えてもらい、気付かせてもらい
私はすごく幸せな職場で社長という仕事ができてるなぁとつくづく思いました。
社員とは、毎日会うし、毎日接するけど
きちんとコミュニケーションをとるっていうことがものすごく大事。
好きな人とはもっと話したいし、もっとその人のことが知りたいし、
その人に喜んでもらいたい、そう思う。
でも、身内や家族には、なかなか表現出来ない。
なんか、社員はその間みたいな近さと遠さがある、ような気がする。
どちらにしろ、変えられるのは自分と自分の未来だけ。
益々感謝して頑張っていきます。
