2021年度前期を振り返って

2021年も10月に入ってもう一週間以上が過ぎました。
CUBEは3月決算のため、9月で半期が終わりまして、後期の目標設定のためにも前期を振り返ってみました。

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この一年CUBEでは、HiManagerというツールを使用を使用してOKRをしています。
9月末には、HiManagerを見ながらみんなで半期を振り返りました。

 

●2021年前期に立てた目標

大きく分けてこの3つがありました。

①新サービスへの土台作りのための自社ブランドの明確化
②顧客とのエンゲージメントを深めるための土台作り
③制作スピード・クオリティアップ

この中でも印象が強く、これからもっと力を入れていきたい分野「①新サービスへの土台作りのための自社ブランドの明確化」について、どんな目標でどうだったかというと…

 

ニーズを考えその中から一つに着目

新サービスというと、新商品のリリースを目指しているのか?と思われがちではありますが
既存サービスのブラッシュアップという方が近いかもしれません。

というのも、CUBEはWEB制作をサービスとしていますが、そのWEB制作もニーズは様々です。

・とりあえず形だけあればOK、早く立ち上げたい
・事業指針になるようなしっかりしたWEBサイトを作りたい
・全国へ発信する広告として使用できるWEBサイトが欲しい
・企業として成長したいため、デザインから会社を見直したい
などなど…

こういったニーズの中、私たちは「企業として成長したいため、デザインから会社を見直したい」というニーズに注目しました。
「会社を見直すデザイン」これはまさに「リブランディング(コーポレートブランドを見直す)」という機会になります。

 

ブランドとは何か?から学び考える

『ブランドとは何か?』から始まり、『CUBEのブランドづくりとは』という問いに向き合い、勉強を重ねました。

ブランディングという概念を一言で表すと…、なんだかはっきり言えずに長々ぼんやりしてしまうものですが、せっかく深めていくならばディレクターで同じ概念を持ち同じ価値感を持っていたいということで、この本を教科書としてみんなで深めていきました。


ブランディングが9割
乙幡 満男 (著)

ブランディングもいろんな本がたくさんあり、概念ばかり書いてあったり、大企業向けの内容が多い印象ですが(それが個人向け)、この本は私はとても理解しやすくわかりやすい本でした。

タバネル奥田さんに入っていただき、読書会「ABD」を実施して、本の内容をみんなで深めました。
「ABD」とは、1冊の本を分担して読んでまとめて共有して対話するというもので、一人で読むよりも気づき多く意識共有もできたりと、とても有意義な読書手法です。

ブランドとは、お客さんの頭の中に蓄積されていく価値であり、意思決定の早い小さい会社の方が尖りを出せるます。
「ジョハリの窓」を使って、自社が気づいていない強みを探すということも大切です。
ペルソナを設定して具体的な一人を徹底的に喜ばせることができるサービス作りを検討するなど
「自社はどんな会社なのか、どう認知され、どういう価値を提供しているのか」を徹底的に考えるところから始まります。

こんなステートメントも考えました。

我々( CUBE )は、( 志のある中小企業 )に対して、
( 女性目線での企画からサポートの一貫した体制 )と、( 共感力、質問力 )を活かし、
( 運用のしやすい仕組み )や( 強みや特徴を表すデザイン )を通じて、
( お客様の想い )を実現します。

 

ブランドは、デザインなどのアウターだけではなく、想いや意識からくるスタッフの態度や声のトーンや言葉など広い範囲で影響していきます。
企業の根っこからスタッフの想い全てをひっくるめての「コーポレートブランド」を確立するためのサービス、アウターブランディングまでいつかサービス化できたらいいなと思う私です。

まずは、そこへつながる一歩を新サービスとして作り上げていくことが目標となります。

 

<参考>
ブランドのスタイルガイドを作成して一貫したブランドアイデンティティを確立
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/business/teams/use-cases/brand-guide.html

 

 

お客様企業で実施させていただいたブランディングワークショップ

そんな中、お客様にちょうど事業展開のためにブランドを考えたいというタイミングがあり、「ブランディングワークショップ」を開催させていただきました。

ワークショップで行ったことは主に

・企業理念を深める
・カスタマージャーニーを作る
・コンセプトをまとめる

本当にたくさんの意見・想いが出てきて、普段聞けない社員さんの想い・仕事への取組みが聞けて、とっても有意義でした。
このワークショップを通じて出た内容を、社員教育にも使用できるよう「コーポレートコンセプトブック」に纏めて振り返っていただけるようにしていきます。

この詳細はまた記事にしたいと思います。

 

そして自社のブランドを考える

こんな経験を通じて、自社のブランド「CUBEのブランド」というものも考えていきました。

私たちはどんな特徴のある会社なのか。と考えた結果このようなものが出ました。

CUBEの特徴・強み

●企画・制作・サポートができる制作会社
●ブランディングに強い制作会社
●女性視点のきめ細やかな制作も得意な制作会社

社内では外部に出ない制作のこだわりがたくさんあるのに、お客さまからわかりやすい「特徴」としてまとめるとなかなか難しいものです。

これはCUBEだけではなくお客様社内でも同じことです。WEB制作が、自社の特徴・強みがはっきりわかるきっかけになり、スタッフ全員が理解できる状態になると素晴らしいなと考えています。

 

CUBEでは、自社のイメージのすり合わせもしました。

例えば
●CUBEでCMを作るなら誰をイメージキャラクターにするか?
●色で言うと?
●雰囲気・デザインイメージは?

こういったことをスタッフで話し合うことで、価値観が擦り合わせられていって、自社制作物がスムーズに作れるように思います。

 

という感じで、「ブランディング」についていろいろと考え学ぶことができた半期でした。
お客様の会社で生かしていただけるようにもっと深めていきたいと思っています。

 

 

後期の目標

こういったブランディングの学びや体験を通して、CUBE自身のリブランディングも検討し始め、制作に取り掛かっています。今年度中には形になるように、、ということで、後期には「CUBEリブランディングを形にする」という目標が仲間入りしました。

あとは引き続き

②顧客とのエンゲージメントを深める
③制作スピード・クオリティアップ

も行っていきます。

 

制作スピード・クオリティアップについての取り組みも、だいぶ定着してきているのでまたご紹介したいと思います。

 

この半期も、みんなで一緒に頑張っていきます!


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