20代前半の学生さんたちと接する機会が時々ありますが
社会人に触れようと行動している学生さんたちの意識は
大人顔負けくらいに高く、発想力や吸収力や行動力、何もかも素晴らしい!
学ばせてくださいと言われた私の方が学ばせてもらいます。(゜o゜)
私が働かせてもらっていた前職に入社したのも20代前半でしたが
その時、社長や上司には、本当に色々と教えてもらいました。
口の悪い上司からは普段耳にしないような罵声が出ることが多々ありましたが
私は、自分自身の何がどういけないのか
何をどうすればよくなるのか、全然わからないまま
ただ叱られ、ただ目の前のことに取り組む、そんな感じだったと思います。
そんなある日、社長が一冊の本をくれました。
もともと、感受性豊かな性格だったので、考えることは好きだったはずが
業界のこと・社会のこと・会社のこと・上司のこと、何もわからないままに
ただその場に居て、ただ与えられた任務に向き合って
その半分で「私はもっとできるのに」という変な自信があって
まったく認めてもらえないし、まったく貢献できない環境がありましたが
この本を読み始めた途端、哲学という世界に引き込まれたのを覚えています。
もやもやした気持ちと、すっきりしない感覚で、気分は下がるんですが^_^;
でもその分考えるということができるようになっていて
道行く人を見ても、珈琲を飲む人を見ても、職場の人を見ても、自分自身を思っても
神秘とも言えるくらい、不思議な感覚に陥って
この本は何か私の人生を変えたような気がしています。
だから、あれから10年以上経つけれども大事に持っていて時々読み返すのです。
「考える」という「思考力」を鍛える。
そんな本は沢山ありますし、そんな記事もネット上には沢山あります。
自分で合うものを探すのがイチバンですが
一つのきっかけになればいいなと、私はこの本を貸してあげることにしました!
本を貸したら結構な割合で戻ってこないので、コレは返してね(*^。^*)
抜粋
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人は、「考える」、「自分が思う」とはどういうことかと「考える」ことによって
正しい定規を手に入れることができるんだ。
自分ひとりだけの正しい定規ではなくて、誰にとっても正しい定規、
たったひとつの正しい定規だ。
それ以外に「正しい」とは、どういう意味だと君は思う?
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