◆人を育てるということ

「設立からたった数年で、会社を急成長させ、規模を拡大させる。」

それは、役員たちの強烈な熱意がないと実現できない!

しかし、急成長した企業にも、それなりに沢山の問題があって

人が増えて、お金が回り、勢いに乗っている、そんなとき

実は、社員にとっては、会社の急成長についていけてはおらず

会社の成長と個人の成長が伴ってない、そんな状況が起こる。

そうなれば、社員教育が課題になるけど

教育に関する仕組み作りが出来上がっていないうちに

規模が大きくなってしまったもので浸透させるのにもまた壁がある。

「社員の質が悪い」

など、お客様の間で言われてしまい、客離れが起きる。

「人は変わらないので、育たない」という人もいるし

「人は変わることができるので、育つ」という人もいる。

どっちもよくわかるけど

私は、人は育つと思っています。

私自身、何もできずに、沢山失敗し上司にも叱られ、悔しい想いをしながら

少しずつ変わってきて、できることが増えたし

考えられることが増えた、そういう経験をしたから

意識次第で、どうにでも変われるような気がしています。

しかし!

自分ではなく、他人を成長させるということに力を発揮するには

めちゃくちゃ難しい壁があり、多くの人が困難に思うからこそ

こんなにたくさんの書籍がありセミナーがある!

しかも、「できる人ほど、人を育てられない」という話もあります。

自分でできてしまうから、その方が早いから、教えるのが面倒になる。

とてもよくわかる~!

しかし、その考え方から脱出して、視点を変えなければ

そこからの成長がないし、年齢は増えても若いうちと同じだけの仕事量があるし

体力的にも疲れてしまって、若い世代にぬかされていく…というのも確かな話です。

人に教える、その人がまた後輩に教える、良いところが引き継がれて

良いところが沢山残り、価値あるものになる。

立場が変わると、視野が変わり、考え方がかわる。

でも、中小企業では、人を育てて次のステップにいこうと思う人にとって

環境が邪魔をしてる場合が沢山あります。

それは、人数的・費用的な面が大きい。

自分が現場から離れ、部下に教えていこうとするところで

生産性が必ず落ちる。売上が必ず落ちる。

期限も近づいてくる。

そのため、人数の余裕が削減対象になったり

やっぱり自分の手を動かし、自分でやってしまう。

人に教える立場・リーダーという立場・人の上に立つ立場

そこに絶対必要なのが 「我慢」と「自分をつくる力」だと思います。

自分を作るというのは、たとえば

「何回言ったらわかるん!ほんまできない人やな~!イラッ!」

という場面でも、感情を表に出さずに例えば、自然な笑顔で居られる、とか

そして、優しく穏やかに愛をもって教えてあげられるかということ。

しかしそこでも、何でもかんでも教えてたら

その人がいなければ何にもできない人になる。

「頭を使う」それを教えなければいけない。

さらに、新卒などは別としても

キャリアのある人に対しては、口を出せば出すだけ逆効果もあり…。

「私、短気だからできないわ~」という人も

「我慢」することで、視野が変わってくるような気がします。

一回視野が広がると、これまで知らなかったこともたくさん見えてくる。

そうしたら、さらにもっと上に行きたくなり

「我慢」を苦しいとも思わなくなってくる。

自己成長のための、乗り越えるべき壁なだけだから。


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