先日、コンピテンシーの歴史に深く太く関わってる方にお会いしました。
会社は「人」で出来ているから、会社経営を考えるなら、人を活かす経営をしないといけない。
そこで働く人たちが、幸せであること・イキイキできることは必須条件。
私はそう思います。
成果主義傾向の会社で、売り上げが順調でも
人を大切にしないと、みんなが疲弊してしまって長続きしない。
「愛社精神」なんて死語かと思いきや
この人たちとだから頑張ろう、とか
この目標のためにこの会社で頑張ろう、とか
お客さんに喜んでもらえるから頑張ろう、と
思うことができて
本当ならば
会社に行くこと、みんなに会えること、お客さんに喜んでもらうことが
楽しくて嬉しいから、会社に行くこと仕事をすることが幸せだと
そう思えるならば、素晴らしいことです。
確かに、一緒に働いてる人たちが好きで頑張れるというのは、大いにある傾向です。
会社の理想・目標を信じて頑張れること
働く仲間が好きで頑張れること
仕事内容にやり甲斐があって頑張れること
これが揃えば最高です。
その理想を信じて追求し続ける中で、
理想と現実のギャップにもがきながら
経験が増えて成長していくもんだと思っています。
理想・目標・ビジョンがないと
何を目指してよいのかもわからず全く力が出ません。
仕事に目標を見つけて頑張れる人
土日が楽しみで頑張れる人
色んな人がいる中、会社という組織では
評価制度を敷いて運営するので
会社の目標と個人の目標を結びつけようとします。
そこで、個人の目標がない人には、上司から目標を与えられて、それを目指す「形」をとります。
その目標は評価制度に乗せられて、評価として待遇や役職に関わってくるわけですが
この「やらせ感」「やらされ感」はどうにかならないのかというのは、とても大きな課題です。
私個人的には、いくら仲の良い友達であっても
「一緒に海に遊びに行きましょう！」
「行きたくない人はまた別の機会で！」
この２つはセットです。
「友達なのに、なんで一緒に行ってくれないの？」
とも
「友達なんだから、一緒に海を好きになってよ！」
とも
全く思いません。
が、仕事でよく見るシーンとしては
「仕事なんだから、やりなさい。」
「仕事なのに、積極性が足らない。」
とか言われながら、無理やり上司が気にいる目標を立てなきゃ、やっていけない環境。
これじゃあ、面白いはずもないし「会社＝仕事がしんどい」になります。
私はこういう人事は絶対にしたくないと思い続けていまして、やりたくない人（やりたい！と思ってない人）にやって欲しくないですし、その人と一緒に頑張れることはありません。
しかし、だからって、別にそれが悪いこととも思いません。
みんな、やりたい事をやればいいと思っています。
やりたい事ではないのに、言われたからと言ってやって欲しくないと思っています。
しかし、私の実体験として…
「やりたい仕事」というのは、初めは全くありませんでした。
「やらされた」結果、得意になって好きになったり、または苦手分野だと気付いたりしました。
しかも、やりたい仕事をやってたけど、ハードルが高くて苦しくなって逃げたくなった時
叱られて「やらされた」経験から、知識と経験が増えて精神的にも強くなって、キャパが広がっていきました。
これは、例えば新社会人が同僚を見るよりも、当然、何年も経験を積んだ上司が見るほうが適任です。
上司は、これまで、頑張ってきて苦楽とやり甲斐を知ってて
色んな経験を積み思考力もキャパもあるということ前提だからです。
さらに、色んな経験をして、沢山沢山考えてきてるからこそ
人を大切にできる深さを持ってること・物事の本質がわかること、大前提です。
これらのスキルのない人が上司になったなら、これは、部下の人生・会社の人生を狂わす、悲惨な結果になります。
だからこそ、組織の人選は、とてもとても大事です。
ちょっとした判断のミスがあるまま進み続けると、数年後にはもう戻れないほどのギャップが生まれてしまいます。
類友というのも最もで
できない人・頑張ってない人に、頑張ってる人は集まって来ません。
私もまだまだと思いながらも何年も経営してると
考えてきたことが一周も二周もしてまして、パターンも一周二週と繰り返し身に振りかかることがあります。
さらに私はまだ関わりお話していく皆さまよりも年齢が下なもんで
結構上から目線で偉そうに言われることも多いのですが
立場の違う人とお話しすると違和感満載な時が結構あり
あなたの立場ではそうなんですよね。
でも、きっと社長はそう思ってないんじゃないかな？
きっとそのパターンって、人は動かないんじゃないかな？
など、鋭く感づいてしまい、年下らしく伝えようとして見るけれども
伝わらない人たちはやはりたくさん。
私は人の話を聞くことがとても好きで受け入れていくのも好きですが
自分の考え・経験・意思を伝えられる違和感のない関係性をつくるためには
もう一歩・もう二歩、コミュニケーション力を上達させなきゃいけないなと気づくこの頃です。
