この1~2年間ほど、経営業務が大半であって
お客様のために直接的に動くことが少なくなっていました。
「経営者は業務をするな」と言われ、「そんなの無理…」と言っていた私も
優秀な社員さんのおかげで、業務をせずとも回る時期を体験させてもらいました。
しかし、この最近、少しずつ「ディレクション業務」を分けてもらって
復活させてもらっています。
やっぱり、Webが好きだし、お客様と会うのも好きだし
制作業務に関われるのは、とっても楽しいことと実感しています!
そして、経営業務と両立できるバランスが、この先にも絶対必要。
お客様の声を聞きながら、社員と一緒に考えながら
お客様のためにみんなでがんばる、その機会は、経営にとってとても重要。
お客様の煩雑な情報を、どのように整理したら見やすくなるか?
色んなWebの技術を参考にしながら、組み合わせて提案するとか
どんな雰囲気にすれば、伝わりやすいか?を提案するとか
この仕事はほんとうに楽しくて、私としては大好きな業種です。
この「マーケティング」「ディレクション」「企画」「提案」っていう仕事は
Web業界だけに限らず、きっと何の仕事でも役立つスキルです。
ヒアリングと提案を要する仕事ならば、何でも当てはまります。
プレイヤーとして活躍できるのは、楽しいものですが
しかし、年齢と共に立場が変わり、気が付けば周りは全員年下。
そんな環境になっていくものだと思います。
私の場合、上司というより社長になってしまったので
マネジメントはとても大事な業務です。
「成ってからではなく、既に成ってるかのように動く」
というのは、例えば、今はまだ10名規模の会社だけど
100名であるかのように行動する、ということです。
それってほんとうに大事だと思います。
私は、時々「どうやってモチベーションを維持しているんですか」と聞かれますが
苦しい状況に見えたとしても、
私自身が見ている世界が明るく華やかで楽しいものだから全く苦しくなく
現状なんて、乗り越えるしかない単なる通過点と…
考えても思ってもいないほど、自然なことです。
でも、少しずつ人が増えるタイミングによって苦しい時期が沢山ありました。
勇気が要る決断も沢山ありました。
でも、選択した結果をどううまく展開するかは、経営者次第なので
私が望む方向にしか進みません。
人を雇用するというのも、とっても大変なことと見られるし
実際とてもシンドイと思ったこともありますが
多分これも経営者の成長次第でいくらでも良い方向に変わるものだと思います。
考え方と想い次第で、全然大変ではないから。
むしろ、社員が要るから頑張れます。
経営者の仕事は、多分
理念・方針・目標・経営計画・制度
を覚悟を持って作ることではないのかな?
それが出来たからといって、ゴルフに行ったりエステに行ったりそんなことをせずに
社員と一緒に助け合いながら、お客さまのために仕事をする。
社長は社員の3倍仕事をする。
絶対これが大事だと思います。
「何のために起業したんですか?」
その根本が私の場合、「チーム作り」と「感動作り」と「学びと成長」にあると実感しています。
しかし、学びも成長もお客様に良いサービスを提供するために
絶対必要なものなので、学ばない人・自分の仕事の情報収集に興味の無い人はダメヨ!
ということは、興味の持てる仕事っていうのが
仕事選びではとても大事なのかもしれませんね。
でも、どっぷり仕事し続けてて思うことは仕事って、もはやどの職種でも一緒だと思う。
根本的には、顧客が居て、売り手が居て、作り手が居るわけなので
商材が変わったところで、基本一緒です。
顧客が見えにくい、見えやすいで違うくらいではないかな?
私の場合、顧客が直接見える仕事・ゼロから生み出す仕事が好きだと理解できています。
顧客から提出してもらった文章を、そのままWebサイトに貼り付けるような
頭の働かせてない仕事も、成長もないし感動も無い。
提出した内容が、Webサイトに載るのは「当たり前」であって
それをどう「伝わりやすく」表現するかが、私達の企画力です。
何でも、初めての時には、慎重に聞いたり慎重に作ったりするのだけど
何件も何件も仕事するようになると一つ一つの仕事が「作業」になってしまう時がある。
仕事はどこを見てやっているかで、楽しさもクオリティも全然違う。
上司に言われたから、部分的に作業する。そして、そこ以外は絶対に手をつけない。
そういう「気の利かない」対応も、対顧客になったとき、喜ばれるわけが無い。
「言われたからやる」これは、当たり前であって、上出来ではない。
「人の立場になって話が聞ける」「提案できる」「言われずともできる」
全ては「物事の本質を考えることができて理解できる」がとても大事です。
こんな「ディレクター」を沢山輩出して、広くお客様に喜んでもらえる会社にしたいと思います。