markezineに載ってる、サイバーエージェントの藤田社長の組織づくりの記事を見て
色々感じることがありました。
記事はこちら→http://markezine.jp/article/detail/19570
「役員改選がある2年に1回、1~3名を入れ替える」
これは、どこかの本にも載ってたりして見たことがあったんだけど
自社において将来的にもできるもんかな~?と想像を膨らませました。
多分「役員」という経営者としての立場になる経験が持てるって
とても良いことだと思います。
経営には全く興味のない人や、役員なんてイヤだって思っている人も
二年間だけという期限が付くと、挑戦してみても良いかなと思えるかもしれません。
役員になって見える世界がガラリと変わると、経営陣としての一歩なのかもしれないし
世界観があまり変わらないのであれば、もっともっと勉強すべきなのかもしれないし
私は創業者なので、出世で役員になるというのは、想像ができない感覚ですが
なんせ人にそこまで認められて、経営者の一員になれるなど、大したことだと思います。
それに、大企業レベルの人員の数で、役員に選考されるなんてスゴイんでしょうね…。
私は、会社を大きくしたいと思い続けて止まずにこれまで会社と向き合ってきました。
ほんと無計画で、何も事業計画を持たずして起業し、人脈も知識もなかったために
人よりも時間がかかりすぎていて、やっとここまできたか・まだここか、などと感じていますが
「大きくしたいのは何のため?」を自分自身に問い続けながら
想いや願望や理想(理念?)を成文化できないことに歯がゆさを感じていた時も長く続きました。
しかし、今、私は自分自身が実現させたい世界観が明確にあって
寝ても覚めても、酔っぱらっても、何があっても変わらない格となるものがあります。
当然のことながら、別に大きくすることが目的ではない。
しかし、大きいほど影響力が強くなる、いろんな意味で強くなる。
その分責任も大きくなり、辛いことも苦しいことも大きなものになるのだろうけれど
私の人生、私の使命、私の価値観、その中で私が大切にしているものがあって
大好きなものや嫌なものがあり、忘れたいと思うものもあれば、一生忘れたくないものもあります。
せっかく生きるのであれば、きっとみんなが望む、「幸せ」がいい。
私の愛犬でさえ「幸せ」で居たいと思っているはずです。
身近な人を大切に、幸せにしたい。
そうできる力を手に入れたい。
私もまだ30代前半の若造なので、力をつけるために勉強の毎日です。
今、生きている大半を過ごす職場。
そこに居てくれる社員さんや、私達を思い出して連絡をくれる人たち。
私たちを頼ってくれて、色々な話を聞かせてくれるお客様。
依頼したらとても快く引き受けてくれる専門家さんや業者さん。
全ての人がかけがえのないもので、なんというか、いつも心が震える感覚です。
頑張らないと!と。
終わる・辞める・壊す・潰す。
そんなものは一瞬でできるのに
継続・維持・発展・向上、それは、カンタンなことではない。
だからこそ、結果、面白いのかもしれません。
苦しい時や感情で動いてしまいそうな時ほど、まるでゲームみたいに感じることも多々あります。
何もないところから作り出した、私が代表を勤めるキューブという会社では
今、数名の社員さんが居てくれています。
何もないところから、私が探り探り作ってきた「常識」と「ルール」を元に
社員さんが今まで経験したノウハウや知識や思いを交えて
私一人ではできなかったものが、次々とできていく現場です。
私はそれを今でも不思議に思うことがあります。
それと同時に「みんな、ほんとにスゴイな…」と感心・感動するのです。
まだ10名ほどの間は、きっとトップダウンで回る組織だと思います。
私の感覚や勘や経験で、物事が判断され、その通りに動く。
しかし、多分、ここからが本当に一人ではどうしようもない組織になるんだろうなと感じます。
そこには、絶対にチームワークが必要で
人格や人間性もものすごく大事な時期に突入するんだと思います。
なぜなら、部下は上司を見て学び育つからです。
少なくとも10年経営者を続けてこれた私は
これまでの経験や判断や価値観は間違っていないものだったと月日を自信に変えて
さらにもっとブラッシュアップして
きちんと良い方向・良い世界観へ導いてあげられる人格と力が必要になります。
結局職場で評価となるのは、業績やスキルが多くを占めますが
その評価でさえもきちんと見てもらえない職場も少なくはないような気がします。
それに、私は人の「感性」が本当に大好きで
社員さんそれぞれのフィルターを通して作り出された資料ひとつ・デザインひとつ
本当に感動させてもらっています。
「この人はなんでこうなんだろう?」
そんな素朴な人への興味から、私のすべてが始まってる気がします。
チームワークがあり、評価が一定レベルできちんとできる組織。
次はそれを目指すフェーズではないかと感じるこの頃です。
なんせ、頑張るしかないのです!
会いたい、ポタ君❤